わたしたちの防災計画室

【実践】もしもの時すぐ取り出せる!わが家の防災グッズ収納場所と管理方法

Tags: 防災グッズ, 収納, 管理, 家族, 時短

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防災のために、食料や水、生活用品などの備蓄品や、もしもの時に持ち出す防災リュックを準備されている方は多いと思います。でも、「せっかく備えた防災グッズ、どこに置けばいいのだろう」「いざという時にすぐ取り出せるかな」「ちゃんと管理できているか不安」と感じていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に小さなお子様がいるご家庭では、考えること、やることがたくさんあり、防災グッズの「どこに置くか」「どう管理するか」までは、なかなか手が回らないかもしれません。でも、もしもの時に備えをすぐに活用できるかは、実は「収納」と「管理」にかかっています。

この記事では、忙しい毎日の中でも無理なく実践できる、防災グッズの具体的な収納場所のアイデアと、家族みんなでできる簡単な管理方法をご紹介します。ご家庭の状況に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ防災グッズの収納と管理が重要なのか

ただ防災グッズを揃えるだけでなく、適切な場所に収納し、定期的に管理することがなぜ大切なのでしょうか。

このように、防災グッズの収納と管理は、備えを「生きている備え」にするために欠かせないステップです。

防災グッズを種類別に分類して収納を考える

一口に「防災グッズ」と言っても、その種類は様々です。まずは大きく種類分けして考えると、どこに何を置くべきかが見えてきます。

  1. 一次持ち出し品(すぐに持ち出すもの):

    • 例:防災リュック(水、食料、ライト、ラジオ、救急セット、貴重品など)
    • 収納場所の考え方: 避難する際に、玄関や寝室など、すぐに取り出せる場所に置くことが基本です。人数分のリュックをまとめて置くか、それぞれの寝室に置くかなど、ご家庭のライフスタイルに合わせて決めましょう。
  2. 二次持ち出し品(自宅が安全な場合に持ち出すもの):

    • 例:追加の食料、水、寝袋、着替え、テントなど
    • 収納場所の考え方: 一次持ち出し品ほど切迫度は高くないですが、比較的容易に取り出せる場所が望ましいです。リビングの収納、クローゼット、納戸などが考えられます。
  3. 備蓄品・在宅避難用品:

    • 例:長期保存可能な食料、水、カセットコンロ・ガス、簡易トイレ、毛布、トイレットペーパー、ティッシュ、ポリ袋、カセットコンロ用ボンベなど
    • 収納場所の考え方: 電気、ガス、水道が止まっても自宅で数日間〜1週間程度過ごせるように備えるものです。キッチン、パントリー、床下収納、物置など、ある程度の量をまとめて保管できる場所が適しています。日常的に消費・補充する「ローリングストック」を実践する場合は、普段使う食品の近くに置くと管理しやすくなります。
  4. 日常的に使う・各部屋に置くもの:

    • 例:懐中電灯、スリッパ、笛(防犯・合図用)、軍手、家具固定グッズ
    • 収納場所の考え方: 災害発生時にすぐに使えるよう、各部屋の枕元やリビングの分かりやすい場所、または家具の近くなど、使う可能性のある場所に分散して置くと便利です。

具体的な収納場所アイデア

上記の分類を踏まえ、ご家庭の構造や広さに合わせた具体的な収納場所のアイデアをご紹介します。

収納をスッキリさせる工夫とアイテム

場所を決めたら、より使いやすく、分かりやすく収納するための工夫を取り入れましょう。

家族みんなで取り組む簡単な管理方法

収納場所を決めてスッキリ収めたら、次は管理です。忙しい中でも負担なく続けられる方法をご紹介します。

まとめ:まずは一歩から、無理なく続けることが大切

防災グッズの収納と管理は、一度完璧にやろうと気負いすぎると疲れてしまいます。まずは防災リュックの置き場所を決める、備蓄品のリストを作るなど、できることから一歩ずつ始めてみましょう。

そして、ご家庭の状況(家族構成、年齢、住居の広さや構造など)は常に変化します。それに合わせて、防災グッズの収納場所や管理方法も柔軟に見直していくことが大切です。

この記事でご紹介したアイデアが、皆様のご家庭の防災計画の一助となれば幸いです。もしもの時、大切な家族の安全を守るために、「すぐに取り出せる」備えを目指して、一緒に取り組んでいきましょう。